Vol.34 40th Anniversary – Part3

代表 本山による『プロスと共に歩んだ40年の歴史』の最終回です。
前回に引き続き『今のプロスにつながるエピソード』をお届けします。後半の3つもぜひお楽しみください!


episode 4. 海外での学び – 才能を客観的に理解するという視点の獲得

厚労省傘下のプロジェクトで、英語で就職支援をしていた時のこと。受講生たちは皆優秀だった。人一倍才能があることを一生懸命伝えても、「私たちは社会から必要とされていない負け犬だ」という思いを払拭できない。働く人が才能を活かすには、英語力に加えて「自分には才能がある。自分の才能を活かせる場所がある。」と信じられることが何より大切だと思った私は、働く人の才能を客観的に理解できる方法や診断テストを探し求めた。

「働く人の才能を客観的に理解できる方法は無いのだろうか。」

当時厚労省関係で活用していた診断テストはかなりの年代もので、探しても適当なツールは見つからなかった。そんな時、関西外国語大学で教鞭を取っておられる准教授との知遇を得て、LAB Profile(LABプロファイル)※1と言う考え方に出会う。就職支援でその効果を実感した私は、2008年 カナダのバーリントンでLABプロファイルの権威シェリー・ローズ・シャーベイ)女史に師事。その出会いが、その後の私とプロスの未来にも大きな影響を与えることになる。

バーリントンでの経験は、自分が興味を持つ分野の権威から直接学び、様々な国の人が集う会合でプレゼンテーションするためには、どのような英語のスキルが必要なのかを体験する良い機会でもあった。

episode 5. 海外での交渉 – 相手を理解し自分を主張できるコミュニケーション力の重要性

教育の現場でも職場でも、才能を理解して活かすことができるという考え方に感銘を受けた私は、LABプロファイルをベースに開発された診断テストiWAM(アイワム)に興味を抱き、開発者であるパトリック・メルレベーデ氏をベルギーのjobEQ本部に訪ねた。たまたま、世界のパートナーが会してのjobEQ国際会議中で、各国からのパートナーからiWAMの現状について直接話を聞く機会も得た。              

その後、メルレベーデ氏と日本での営業権についての交渉を開始。合意を取り付けた私は「とりあえず翻訳をして、様々な条件をクリアしてほしい」と言われて帰国し、数百ページに及ぶweb診断テストの翻訳を皮切りにiWAMプロジェクトが始まる。

海外との折衝、日本での組織作り、今から思えば、無謀としか思えない夢を叶えてくれたのは、海外のパートナーの協力と関わったスタッフの情熱、支えてくれた様々な人との出会いであった。

海外でビジネスを行うには、英語力は勿論、相手の立場を理解したうえで、こちらの立場を主張できるコミュニケーション力が大切であることを実感。その対話力を身につけることも、英語力に加えて大切な要素であり、その気づきはプロスの教育にも反映されている。

episode 6. 通訳、翻訳にも挑戦 – 言葉への興味を高め、二つの世界を生きる感覚を育む

「影響言語」で人を動かす[増補改訂版](2021年 実務教育出版)・「影響言語」で人を動かす(2010年 実務教育出版) 2冊の本に加えて、学術論文やビジネス文書を翻訳する機会に恵まれ、学会や国際会議でも通訳を経験した。素晴らしい知恵と知識を正確に伝える。そのためには言葉への興味を持ち続けること瞬間的に二つの世界を生きる感覚が必要である。その目標に向かって、プロスでは幼少期から小さなスキルを積み重ねていく。

全てをプロスに還元する

振り返ると奇跡の連続…壮大な試行錯誤だったが、出会った方々に支えられた。私の理想を信じて共に歩んでくれた社員や先生方、私を励まし、応援してくれた家族や友には感謝をしてもしきれない。

様々な現場での学びを統合して、プロスの今がある。


「あなたには才能があるから大丈夫。」

小さな才能を育てるきっかけを与えてくれたこの言葉は、プロスの教師が全ての生徒に抱く思いでもある。才能の芽を大切に育む旅がそこから始まる。

将来社会で実践的に使える英語からさかのぼって、最適な時期に最高の英語教育を提供する英語スクール。生徒がことばの力を身につけて、自信を持って新しいフェーズへの一歩を踏み出せる場でありたいと願って、プロスランゲージセンターはこれからも進化を続ける。

※1 LABプロファイル:言葉と行動を分析し相手の思考パターンを把握することで、コミュニケーションに役立つメソッド。才能を理解してモチベーションを引き出す手法として体系化され、Shelle Rose Charvet(シェリー・ローズ・シャーベイ)女史が世界中で講演と研修を行なっている。日本への導入は2010年。

※2 iWAM(アイワム)診断テスト:LABプロファイルをベースに、ベルギーEekloに本部を置くjobEQ社のPatrick Merlevede(パトリック・メルレベーデ)氏が開発したWEB診断テスト。働く人の言葉を分析して、才能を可視化することができる。

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