Vol.13 人間の「聴く力」

今回は、英語4技能(読む・書く・聞く・話す)の「聴く(聞く)力」について、プロス講師が面白い視点でご紹介します。

人間にとっての言語習得の第一歩は、やはり「聴く」ことから始まるようです。「胎児は聴覚機能を取得すれば、羊水を通して外の音、たとえば言語の音を聴いている」という実験結果を、TVのドキュメンタリー番組で見たことがあります。泣きわめく新生児に多様な言語を録音して聴かせたところ、母国語であやした場合に泣き止む確率が一番高いという結果が出ました。驚くべきことですが、もうこの頃には、これは母国語の母音・子音として受容し、そして、あれは他の言語の母音・子音は異なったものとして認識しているようです。

さて、皆さんの場合、すでにうんと成長して多言語の音は異質という生活にすっかり定着してしまった後なので、他言語である英語の習得には何が効果的かというと…?
これは私の個人的な意見ですが、やはり人生の第一歩に何を学んだかについて考えてみたいのです。そうです!聴くこと、Listeningが英語学習の土台となります。

皆さんの周りを見渡して下さい。学習教材としての音を出す、CD・インターネット・ラジオやTV放送などたくさんありますね。まずは聴いてみて、答え合わせまたは原稿を読んで下さい。それから最低もう1回聴いてみましょう。これに疲れたら、教材を離れて自分の楽しめそうなジャンル(音楽・映画・YouTube・ショーなどの娯楽番組・ドキュメンタリー番組など)の英語をリラックスして聴いて下さい。これは、楽しめて持続すると思います。

ところで、単語・文法・読解についての勉強にもListeningが必要です。今度は自分の声を聴いて下さい。英単語、英文は必ず発音、音読するようにしましょう。私の指導経験からいうと、どうも音読のできる生徒の成績が上がってきているように思えるのです。

最後になりましたが、Speakingについては、できればネイティブスピーカーを相手に対話する方法をおすすめします。プロスのリスニング/スピーキングクラスで実践してみてはいかがですか?

Atsuko

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