Vol.41【英検Tips】G7サミットの「サミット」ってなに?

少し前になりますが、G7サミット(先進7か国首脳会議)が先月19~21日、広島市のグランドプリンスホテル広島を主会場に開催されましたね。日本は今年、通算7回目となる議長国だったそうです。
ところでG7とはなんのことでしょうか。英語では“the G7”または“Group of Seven”ですね。G7サミットとは、日、米、英、仏、独、伊、加7か国の首脳並びに欧州理事会議長及び欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議です。

そして、このグループで行われる国際会合がサミット、Summit conference、正式名称 “Summit on Financial Markets and the World Economy”(金融世界経済に関する首脳会議)です。興味のある方は外務省 (Ministry of Foreign Affairs of Japan)のサイトを見てください。英語表記もあり意外(?) にも面白いです。

英検の長文では何がトピックになるかわかりませんので、機会を捕らえて知識を広げておきましょう。2級以上であれば政治経済も頻出トピックのひとつです。

ところでサミットには、別の意味がありますね。「頂上・頂点」です。山頂は “the summit of a mountain”、topも使います。peakも使いますが、先が尖った山頂のイメージです。ちなみに山のふもとは “the foot of a mountain” または “the bottom of a mountain” です。

この頂上、頂点という意味からの各国の頂点に立つ人々の会議を表すようになりました。
最初に使ったのは歴史的にも有名なイギリスの首相チャーチル(Sir Winston Leonard Spencer Churchill)だそうです。

ちなみに、山の高さを表す形容詞は ”high” です。highは「高い位置」を表します。一番高い頂上の位置に焦点を合わせた表現です。高い地位 “high position” にいる人々の会議が頂点を表す “summit” なのも納得できますね。

tallも「高い」ですが、こちらは縦に長くて下から上までがほぼ同じ幅のものの高さを表します。人の身長やビル、グラス等にはtallを使いますね。また、”tall” は高さを表す対象の一番下が地面や、なにか面に接している場合に使われます。ちなみに、まだ歩けない赤ちゃんの身長は “tall” ではなく “long” で表現します。縦ではなく横の長さです。

英語の表現はおもしろいですね!
Aim high and work hard!

無料体験レッスン/面談 随時受付中

その他、ご質問・ご相談などありましたらお気軽にお問い合わせ下さい