【長文読解ヒント②】1パラグラフ1アイデアを理解しよう《後編》

今年の4月開講した予備校プライベートクラス
このブログを通して、メイン講師の安本先生に英語を伸ばしたい受験生の多くが抱えている悩みを中心に色々と質問し、現状打破のヒントを伝授してもらいます。ぜひ参考にしてみてください!

長文を読解するためには大きな流れを把握することが大切。そのために「1パラグラフ1アイデア」を理解することが役立ちます。【前編はこちら

Singapore is growing literally. In an effort to provide space for its population of 3.26 million, this island nation is filling in the surrounding sea at a rate of nearly 285 hectares a year. In the past twenty-five years, the land area of Singapore has increased by almost sixteen percent. Twenty-five years ago, the size of Singapore was 227 square miles. Now it is more than 263 square miles. Land is the most precious resource.

1行目から4行目まで来ましたが、結局1行目の「シンガポールは文字通り成長している」に対して、25年前から16パーセント埋め立てることによって土地の面積が増えたと言っているだけです。つまり、1行目の「文字通り成長した」について具体例を挙げて説明しているに過ぎません。1行目から何も話は進展していません。最後の文の意味は「土地は最も貴重な資源である」です。これはシンガポールが埋め立てを行う理由を述べています。前回のブログで説明したように。文と文は意味的につながっている。そのつながりは大きく分けて3つである、と述べました。

① 次の文は前の文のいいかえ
② 次の文は前の文の具体例
③ 次の文は前の文の原因・理由

要するに、1,2,3といくつかのパターンがありますが、一文一文の意味内容は変わらない、ということです。この文も1行目から最終行まで、シンガポールは埋め立てを行っているという内容を様々な文を使って説明しているに過ぎません。これは原則、段落が変わるまで続きます。英語はOne paragraph, one idea(1つの段落に1つのアイデア)が基本です。こうやって、次の文は前の文のどの内容を受けているのだろうか、と考えながら読むことで、たとえば知らない単語なども類推しやすくなります。

 ただヤミクモになんたら構文、〇〇用法、SVOCを追いかけるのではなく、英文をしっかり「読む」、英文の意味を「考える」、ということを実行して欲しい。
英語は生きた言語です。いろんな記号をつけたり、矢印を引っ張る。まるで暗号を解読するかのように読み解こうとする学習法がありますが、英文読解とは暗号を解くことではありません。「解読」ではなく「読解」を行いましょう。そのきっかけに本ブログがなることを切望しています。

予備校プライベートクラスは、これまでの英語学習で知識が詰め込まれて混乱した頭を整理して、長文を中心に「英語の本質を捉える短期集中プログラムです。
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