「短期記憶」から「長期記憶」へ ー 単語暗記の秘訣《前編》
今年度より開講した予備校プライベートクラス。
このブログを通して、メイン講師の安本先生に英語を伸ばしたい受験生の多くが抱えている悩みを中心に色々と質問し、現状打破のヒントを伝授してもらいます。ぜひ参考にしてみてください!
今回の質問はこちら!
Q. 単語が覚えられません。単語テストが終わったらすぐに忘れてしまいます。どうやったら記憶力が良くなりますか。教えて下さい。
A. わたくし自身も記憶力は悪いので、どうやったら記憶力が良くなるのかについてはお答えすることができません。ミキプルーンやブルーベリーが脳に効くかもしれませんね。昔は睡眠学習というのもありました。いろいろと試してみてください。
さて、単語は覚えないといつまで経っても英語の成績はアップしません。ここは観念して、一念発起して、覚悟を決めて「覚えるぞ!!」と気合を入れなければなりません。記憶には「短期記憶」と「長期記憶」があるのはご存じですか?学校で単語のテストがあるから覚えなければーーー!!と焦って覚えて、テストが終了すると同時に脳みそから覚えたものがすべて消えてしまう。これは、テスト前に詰め込んだ単語が「短期記憶」に入っているからでしょう。覚えた単語は「長期記憶」に入れなければ意味がありません。受験生に有益な方法を1つだけ紹介します。
triumph「勝利」という単語はご存じですか(カタカナで「トライアンフ」と発音する)?
この単語が出てきて意味が分からず悔しくて悔しくて仕方がなかった、言っていました。この単語には「負け」っぱなしなんですね←
で、わたくし次のような説明をしました。triumphはtri+umphから成り立っている。triは「トリオ」というように「3」を意味する。umphは「アンプ」つまり「音」という意味。triumphは「音を3回鳴らす」というのがその語源。日本でも「えいえいおー!えいえいおー!えいえいおー!」と3回雄叫び上げます。「ばんざーい!ばんざいーい!ばんざーい!」と万歳三唱をします。どこの国民も「勝利」と「3」とは相性がいいのです。大体こんな感じでtriumphの説明をしました。するとその生徒、太陽と月と饅頭が一緒になったような笑顔になり「そうか!先生すっきりしたわ!もう忘れへんわ!」と言って帰っていきました。あれから20年以上の月日が流れたわけですから、彼がいまだにこの単語を覚えているかどうかはわかりませんが、少なくともわたくしはこの出来事を含めて覚えています。
次回は『単語の暗記に必要なこと』を3つ、そして短期記憶から長期記憶に変化させるコツもあわせてお話します。お楽しみに~!
予備校プライベートクラスは、これまでの英語学習で知識が詰め込まれて混乱した頭を整理して、長文を中心に「英語の本質」を捉える短期集中プログラムです。
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