【単語暗記法②】『単語は文脈で覚えるべき』説を検証!大学受験で効率的な単語暗記とは《後編》

今年度より開講した予備校プライベートクラス
このブログを通して、メイン講師の安本先生に英語を伸ばしたい受験生の多くが抱えている悩みを中心に色々と質問し、現状打破のヒントを伝授してもらいます。ぜひ参考にしてみてください!

前編では実際の研究結果を見てもらい、効果的な暗記法をお話しました。
後編では、単語暗記、そしてすべての勉強の効率的な方法の見つけ方を人間の心理傾向とあわせてお話します。


人間は自分自身の経験を唯一の根拠として物事を判断する傾向があります。英語の勉強や単語の暗記などは年齢を重ねればほぼ間違いなく誰もが経験することです。ところがその経験が失敗であったり、苦労を伴ったものであったりすると、その経験を「ダメだ」と判断し、もっと良いものがあるはずだ、と考えてしまいます。
よく「何年間も英語を学んでいるのに英語を『話す』ことができないのは、文法ばっかりやってるからだ」と批判されることがあります。もちろん、このような批判をする人が何年間も英語を勉強してきたが「話す」ことができるようにならなかったのは事実でしょう。しかし、世の中には同じように学校で英語を学びながら「話す」ことができる人もいます。この差はどこにあるのかについての考察をしないのはナンセンスです。

さらに、学校で学べば全てがマスターできるのでしょうか。たとえば数学や理科は英語の「話す」に対応する程の成果を挙げているのでしょうか。体育の授業を受けた人は、全員が自身の運動能力を英語を「話す」というレベルに持っていくことができるのでしょうか。音楽の授業を何年間も受けた人たちは、英語を「話す」というレベルにまで、音楽的な能力を備えることができているのでしょうか。私は小学生時から少年野球チームに所属しプロを目指しましたが、中学生の時に無理だと悟りました。野球を習ったら皆が階段を上るように上達するわけではありません。何事も学んだ後が大切なのです。英語で言えば「話す」に至るプロセスにそれ相当の努力が必要です(学校や先生や文法に責任転嫁するな)。

話を戻します。わたくしは、自己の経験を唯一の根拠として物事を述べることは許されないと思っています。すべては客観的事実を根拠として述べるべきです。

私が高校生の時、「単語は文脈で覚えるのが一番」という主旨の発言を多くの英語の先生がしていたと記憶しています。しかしながら科学的な根拠を基にすれば、これは単なる個人の感想である、ということが分かります。
ですから生徒の皆さんには自信を持ってお伝えします。「単語帳を使って単語を覚えなさい!!!」と。

予備校プライベートクラスは、これまでの英語学習で知識が詰め込まれて混乱した頭を整理して、長文を中心に「英語の本質を捉える短期集中プログラムです。
大学受験の経験豊富なプロ講師があなたの弱点を理解して効率的に成績を伸ばし、納得の結果を出せるよう最後まで伴走します。
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